猫降ってきた

猫との暮らし

昨日朝、2匹の猫が興奮して上へ下への大騒ぎ。
大運動会をしていました。
ところがドタドタドーーーーン!と大きな音。
階段を見てみるとゴリランが吹き抜けの手摺りから落ちてきたようでした。
4メートル程の高さですからそりゃ大きな音がしました。
当の本猫は驚いたのかしばらくは大人しくしていましたが怪我などはしていない様子です。
猫の落下防止に張ったネットは無残に垂れ下がっていました。

階段の途中で作業をしないといけないのでちょっと張り直すのには危険が伴います。
ひとり暮らしだとこういう時に困るのですが、離れて暮らす息子がタイミングよく家に寄ってくれる事になりました。
秋祭りの準備で寄ったのですが今年は規模縮小のようです。
ささっと祭りの衣装など用意した後、ネットの張り直しをしてくれたので本当に助かりました。
これで安心です。

3年前、この家を買った時に業者さんにお願いして落下防止ネットを張ってもらいました。
ホームセンターに足繁く通い、悩みながら構想を練り←大げさな(笑)
9カ所打ち込んだ金具に結束バンドでネットを張る事にしました。

業者さんは
『え〜?猫でしょ?大丈夫じゃないんですか?』
などと言っておられましたが猫だって落下して怪我をしたり、打ち所など悪ければ生命に関わる事だってあります。
どこかで見た記事に落下事故で下半身不随になった猫の話が載っていました。

何より当時は19歳になる長老猫ロシがおりまして、そのコが落ちては大変だと
いう事で入居前に張ってもらったのですが。
実際には長老は階段を登って2階に行く事はあってもそこの手摺りまで登る事はありませんでした。

以前住んでいたマンションでは夏場の夜などに網戸を開けては脱走、今想えば彼にとっては夜のお散歩をしていたのかもしれませんが。
7階のベランダづたいにお隣のお隣のまたそのお隣のベランダの手摺りの上を颯爽と歩くシルエットを目撃した時には驚愕という言葉はこういう時に使うんだろうと思うくらいガクブルしました。
下はアスファルトの駐車場。
落ちたら終わりです。
こちらの気持ちを知ってか知らずか何食わぬ顔で「うにゃん」と4軒隣のベランダで呟くロシ。

私たち家族は幸いな事にロシの大好物を知っていました。
そして、このような状態が起こった時の対処法も共有出来ていました。
まず、この7階の手摺りを歩くロシを見つけても大きな声で驚いたりしない。
そ〜っと見て見ぬふりをして彼の楽しみを奪わない。
そのすきにキッチンに常備してあるご飯のお供の味付け海苔を取りに行き、出来れば2枚をこすり合わせて海苔の音を聞かせる。
これでだいたいお帰りになるのですが、聞こえてなさそうな時は乾燥した海苔のパリッという音をさせながらベランダでひと口かじってみる。
これで100%素直に帰ってきていただくことが出来ていました。
猫まっしぐらです。
この間、家族みんな心臓バクバクなのですがロシの前で平静を装うのも大事な事だったのです。
猫は驚かせてはいけない。
住民の方にも気付かれずに毎回何事も無かったように無事に帰ってきてくれていた。
猫のくせに猫らしからぬ雰囲気を持っていたロシ。

秋祭りの季節になるとロシが起こした大事件を思い出してしまいます。
その話はまた今度。

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